プログラミングを始めようと思ったけれど、何から始めればいいかわからない。そんなふうに思ったことはありませんか?
本記事では、そんな悩みを解決するために、最初にどのプログラミング言語から始めればいいのか解説します。
Pythonとは?
Pythonは、そのシンプルさと多用途性から、初心者に特におすすめのプログラミング言語です。多くの教育機関でもプログラミング入門として採用されており、その理由は簡単な文法と広範な応用範囲にあります。以下では、Pythonの特徴と利点、初心者にとっての学習メリット、そして実際の使用例や業界での需要について詳しく見ていきます。
Pythonの特徴と利点
Pythonはプログラミング初心者からエキスパートまで幅広く支持されるプログラミング言語です。その魅力的な特徴と利点を紹介します。
シンプルで読みやすい文法
Pythonは、とてもシンプルな文法で書くことができます。以下は、名前を受け取って、その名前に合わせた挨拶をするプログラムを、PythonとC言語でそれぞれ書いたものです。
Python:
# Pythonの場合 def greet(name): """ 名前を受け取り、挨拶をする関数 """ message = f"Hello, {name}!"; return message # 関数を呼び出し、結果を表示する print(greet("Alice")) print(greet("Bob"))
C言語:
// C言語の場合 #include <stdio.h>; #include <stdlib.h>; #include <string.h>; // 関数のプロトタイプ宣言 char* greet(char* name); int main() { // 関数を呼び出し、結果を表示する printf("%s\n", greet("Alice")); printf("%s\n", greet("Bob")); return 0; } char* greet(char* name) { /** * 名前を受け取り、挨拶をする関数 */ char* message = (char*) malloc(strlen(name) + 8); // "Hello, " の文字数は8 if (message == NULL) { perror("メモリの割り当てに失敗しました"); exit(EXIT_FAILURE); } strcpy(message, "Hello, "); strcat(message, name); strcat(message, "!"); return message; }
この例を見比べるとわかるように、Pythonは非常にシンプルに書くことができます、C言語で25行必要な処理も、半分以下の10行ですんでしまうのです。さらに、Pythonはセミコロンや波括弧が必要ないためスッキリして見えます。
つまり、書きやすく、読みやすいため、初心者が学習するのに適しています。
豊富なライブラリ・フレームワーク
Pythonには、数多くの便利なライブラリやフレームワークといったプログラムを簡単にする部品が公開されています。例えば、TensorFlowやDjango、Pandasなどを用いることで、それぞれ機械学習、WEB開発、データ解析ができます。それ以外にも、2Dゲームを作成したり、科学計算をしたりできるライブラリも多数存在しています。
それらのライブラリやフレームワークを使用することで用途に応じたプログラミングを簡単に行うことができます。
まとめ
ここまでPythonの紹介を見てきましたが、Pythonは簡単で理解しやすく、できることも多いです。
また、Pythonは日本語のドキュメントも多いので、困ったことがあってもすぐに解決できることが多いです。
これからプログラミングを学ぼうと思っているあなたにとって、Pythonは理想的な選択肢で、学習の第一歩として最適です。ぜひ、Pythonでプログラミングを学んでみてください!